面を閉ざすことを目的した壁は、室内と屋外を無慈悲に断絶してしまう。もし、光や風の抜け道を持ち、気温や湿度に応じて異なる表情を見せる壁があれば、内と外という区別は曖昧になり、私たちは豊かな間(あわい)と共に暮らせるようになるかもしれない。
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